フジ、衆院選投開票日のボクシング中継が話題「ボクシング1本でやって」
衆院選投開票日の22日、投票締め切りとなる午後8時からテレビ各局が開票特番を放送する中、フジテレビがボクシング世界戦を中継することに注目が集まっている。
フジテレビは22日は午後7時から、5月の王座決定戦で「疑惑の判定」が物議をかもした村田諒太と王者アッサン・エンダムの再戦などを中継。終了後の午後9時30分から選挙特番に入る。
同局は選挙特番のHPで「フジテレビでは、ボクシングも選挙の結果も、どちらも気になる視聴者の皆様の期待にお応えします」としている。ボクシングの試合間に、総選挙の出口調査による各党獲得議席予測などを伝えるという。
現在、ネット上ではフジの対応に驚きの声があがる一方、ボクシングファンからは「選挙速報は他のチャンネルで見れるので、ボクシング1本でやってもらいたい」「ボクシング中継に集中すればいい」「視聴率取りそうだね」「池上彰もボクシングには勝てないだろう」と歓迎する意見が相次いでいる。
最近の国政選挙の開票特番の視聴率は、依然としてNHKが毎回トップ。民放では「池上無双」でおなじみ、池上彰氏を起用したテレビ東京番組が、13年参院選以来、3連覇中。
昨年7月の参院選の開票特番は、NHK=16・3%、テレビ東京=11・6%、日本テレビ=10・4%、テレビ朝日=7・7%、フジテレビ=5・6%、TBS=5・5%だった。(数字はビデオリサーチ日報調べ)