大竹しのぶ 結婚から5年で最初の夫と死別…がんで亡くなる1週間前に見せた愛情
女優の大竹しのぶ(60)が20日、TBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(後8・57)に出演し、25歳の時に結婚し、それから1年後にがんが発覚して闘病の末に亡くなった元TBSディレクター服部晴治さんが示してくれた深い愛情に感謝した。服部さんは亡くなる1週間前に迎えた大竹の30歳の誕生日に、酸素マスクを装着しながらもプレゼントを用意していた。
2人は1年あまりの交際をへて、1982年10月12日に結婚した。しかし、1年後に服部さんにがんが発覚。余命は1年と医師から告げられた。その後、服部さんは闘病を続けた。
大竹は「ちょうど私が誕生日。亡くなる1週間前だった」と記憶をたどった。服部さんは酸素マスクを付けながらも「引き出しを開けて」と病室で大竹に告げた。
そこにあったのは大竹の30歳の誕生日を祝福するプレゼントのペンダントだった。服部さんは「自分で買いに行けなくて。めいっ子に頼んだんだけど」と言ったという。大竹は「心電図も付けて、酸素マスクも付けている状態で誕生日のその日に『引き出しを開けて』って用意してくれている。優しさと愛を最後まで見せてくれた」と、しみじみと述べた。
服部さんはがん発覚から数年におよぶ闘病の末、47歳の若さで亡くなった。大竹は30歳だった。葬儀・告別式は1987年7月25日にTBS緑山スタジオで営まれた。
喪主挨拶をした当時の大竹の映像が流れ、大竹は「5年でいっちゃったけど、私は10年分も20年分も、もっともっと愛されていました。今は『ありがとう』っていう言葉を晴治さんに言いました」と気丈に振る舞っていた。