橋爪遼懲役に1年6月求刑 覚醒剤「二度としない」宣言も…
知人宅で覚醒剤を使用したとして覚せい剤取締法違反罪に問われた、俳優・橋爪功(76)の息子で俳優・橋爪遼被告(30)の初公判が20日、東京地裁で行われ、即日結審した。検察側は懲役1年6月を求刑した。
黒のスーツに黒のネクタイ姿の橋爪被告は入廷後、傍聴席に向け深々と一礼。「間違いありません」と起訴内容を認め、「関係者の皆さんにご迷惑をお掛けしてしまったことを、本当に反省しています」と述べた。
起訴状によると、橋爪被告は6月2日ごろ、インターネットを通じて一緒に覚醒剤を使用する相手を探し、埼玉県新座市の男性宅で、現金2万円を渡して覚醒剤を注射してもらったという。男性は別の覚醒剤事件の容疑で内偵を受けており、自宅前で橋爪被告と職務質問を受けた際、覚醒剤の所持と使用を認めた。また、橋爪被告は2011年ごろには覚醒剤の使用を開始し、麻薬等取締法違反容疑の前歴があったが、嫌疑不十分により不起訴となっていたことも明らかになった。
橋爪被告は覚醒剤については「二度と手をつけることはありません」と宣言。だが、検察官から具体的に覚醒剤から手を切る方法を問われると「二度としない、そう思っています」と話すにとどめた。判決公判は11月13日に開かれる。