ジャーナリストの池上彰氏（６７）がメーンキャスターを務めるテレビ東京系の選挙特番「ＴＸＮ衆院選ＳＰ　池上彰の総選挙ライブ」（２２日、後７時５０分）の新企画が「政界“悪魔の辞典”」であることが２２日の放送前にテレビ東京から発表された。

　視聴率や内容で民放他局をリードするまでになったテレビ東京による選挙特番。事前に池上氏が「ある物を開発しました」と秘密兵器の投入を予告していたが、その全ぼうが明らかになった。

　「政界“悪魔の辞典”」とは、池上氏が時に繰り出す皮肉やブラックユーモアで政界用語を解説するというもの。例えば「選挙ポスター」の項目では「勝敗を左右する重要なアイテム。修正し過ぎると“別人”に…」、「みそぎ」では「不祥事を起こしても選挙で勝てばチャラになる」といった内容になっている。

　池上氏自身が考案した“悪魔の辞典”には「ブラック池上」というキャラクターも添えられている。黒マントを羽織った、少し意地悪そうなイラストもあわせて公表されており、スタジオ内に用意された辞典と一緒に登場する。ＶＴＲ中にも辞典の用語説明が挿入されたりする。

　番組の小林洋達プロデューサーが「池上さんが考案し、一言一句にまでこだわって監修した辞典です。今回は番組の至る所でこの辞典が登場し、他ではあまりお目にかかれない池上さんの“ブラックユーモア”がさく裂します」と自画自賛する自信作。「“悪魔の辞典”による政界用語の“新解釈”には、思わず吹き出してしまうものや、妙に納得してしまうものなどバラエティ豊かで、政治をより身近に感じられる内容になっていると確信しています。番組のどこで飛び出すか、お楽しみに！」とアピールした。