AKB峯岸みなみ 舞台にかける熱い情熱とは…独占インタビューで本音激白
AKB48の峯岸みなみ(24)が舞台「三文オペラ」(2018年1月23~2月4日、神奈川・横浜市のKAAT神奈川劇術劇場)に出演することが22日、明らかになった。舞台どころか女優のイメージすらなかった峯岸がなぜ、同作に出演することになったのか。デイリースポーツの独占インタビューに答えた峯岸の本音とは-。
AKBのメンバーの中でも、どちらかといえばバラエティー色の強い峯岸。実は女優への思いを秘めていたのかと思いきや「女優指向はないです」とあっさりと答えた。「今回(の舞台)をきっかけに女優の才能が開花しないかなって。開花したらそっちに行こうかな。そろそろバラエティーもきついかなって思うんで」とあくまで流れに身を任せているようだった。
何となく舞台に出演してしまう“アイドルあるある”なのかと思わされたが、舞台への思いを聞くと印象はガラリと変わった。峯岸は、AKBの他のメンバーが出演する舞台を見るようになってから、次第にハマるようになり、最近は「多いと月に4、5回」も観劇しているという。「自腹ですよ。大出費です、差し入れ代もかかるし。服買わず、コスメ買わず舞台ですよ」と現状を説明した。
観劇にハマったタイミングで、同作のオーディションの話がありチャレンジすることに。「今までなら興味のないジャンルだったので、もっとリラックスして臨めたんですが、ゴリゴリに舞台が好きになって“出たい出たい”って思ってるときに受けたので、緊張してたんです」と振り返った。しかし、本人の心配をよそに見事に主人公マクヒィス(松岡充)の愛人ルーシー役をゲット。「自腹でボイトレ(ボイストレーニング)に行った甲斐がありました」と努力が実ったことを喜んだ。
アイドルが「三文オペラ」というクラシックな作品に出演することに懐疑的な意見も予想されるが、自身の役割を演劇以外のファンを取り込むことに見いだしているという。「生意気ながら、アイドルを応援していた、演劇に触れる機会がなかった層のお客さんがこの舞台を見に来てくれて“こんなに素晴らしい世界があるんだ”と思ってもらえたらアイドルが舞台に出る意味があるかなって。わたしがそうなれたらいいなと思います」。自身のファンを増やすのではなく、演劇ファンを増やすきっかけになる覚悟を示した。
普段から、芸能人パワーを使わずに自力でチケットを取って観劇することも多いというだけに、観客が劇場に足を運ぶことの尊さも理解している。「演劇というものは自ら興味を持って足を運ばないと見てもらえない。テレビみたいに、何も意識しないで目に入ってくるってことはほぼないんですよね。だから、自分で行動を起こして貴重な1席を取って見に来てくれる方に、演劇の良さや魅力に気づいてほしいです」と舞台愛をあふれさせた。