辻元清美氏 開票早々に当確 立憲躍進「責任重い」
第48回衆院選の投票が22日、全国の投票所で行われた。4年9カ月にわたる安倍政権の信を問う今回の選挙。自民党は単独で過半数を上回り、自公で絶対安定多数を確保。改憲勢力も衆院の3分の2になった。立憲民主党は躍進したが、希望の党の支持は伸び悩んだ。
立憲民主党から大阪10区に出馬した辻元清美氏(57)は、これまでの自身の選挙で最も早い、開票間もなくの午後8時過ぎに当選確実の瞬間を迎えた。
辻元氏は会見で「こんなに早く初めて取らせていただいた。うれしいのと、責任が重いなという気持ちと両方」と喜びかみ締めた。
しかし一方で自民・公明両党が圧勝という開票経過について問われると「野党が分かれてしまったことで、少し(有権者の)気持ちが離れてしまった」と厳しい表情。ただ「(安倍晋三首相にまつわる)森友、加計学園問題はこれで終わりになるとは思っていない。引き続き追及する」と、7期目も引き続き“辻元節”で舌鋒(ぜっぽう)鋭く安倍首相に切り込んでいくことを宣言した。
これまでで最も早い当選確実にも「笑う気はしない。これからがより厳しい、しんどい道のりが待っている」と表情を引き締めた辻元氏。「土井たか子さんに近づいた?」と問われると「まだまだ私は修行が足りません」と首を横に振った。