クリス・ハート 超名門・米バークリー音楽大学に入学していた 将来的には先生
米サンフランシスコ出身で、今春に日本国籍を取得した歌手のクリス・ハート(33)が、夏に米ボストンに本部がある名門、バークリー音楽大学に入学していたことが22日、分かった。将来的に音楽を教えるため、オンラインコースで学んでいる。4日に初のベストアルバム「こころのうた」が発売され、21日には第2子となる長女が誕生。精力的に活動の幅を広げるクリスは、公私で充実した日々を送っている。
クリスが超名門音大の学生になっていた。
「夏からバークリー音楽大学で勉強してます。オンラインのコースで、作詞作曲、ボーカルを学んでます」
ボストンに本部がある同大は、ジャズの巨匠クインシー・ジョーンズ(84)や世界的ピアニストの上原ひろみ(38)らを輩出。卒業生による米グラミー賞の受賞数が200を超える名門で、オンライン教育に力を入れていることでも知られる。
入学の理由は、スキルアップのためだけではない。「いろんな人に音楽を教えられるように。将来のプロジェクトのためです」。目標は先生。音楽業界の発展のため、テキストと向き合っている。
13歳のころ、ホームステイで来日してから20年。今春には日本国籍を取得した。大学の授業とは別に、日本の憲法や法律についても自主的に勉強している。「システムを知って、ちゃんと責任感を持ちたい」と真摯(しんし)な思いを明かした。また、33歳の歌手兼大学生は、2020年の東京五輪を前に訪日外国人向け観光アプリの製作にも意欲を示している。
21日に第二子となる長女が誕生。2016年2月に生まれた長男を日英のバイリンガルに育てるイクメンは「(大学の)宿題をやって、子供のこともやってから寝るので眠いです。でも、大丈夫。楽しいから」とエネルギッシュ。将来を見据え、努力は惜しまない。