和田アキ子 デビューの日に50周年記念ライブ 節目迎えても「まだ夢の途中」
歌手・和田アキ子(67)が24日、東京・かつしかシンフォニーヒルズで、デビュー50年目に突入する25日に初日を迎える記念ツアーの公開リハーサルを行った。半世紀に及ぶ歌手人生を振り返り、「まだ夢の途中ですから。賞がほしいとかではなく、歌い続けたい」と決意を新たに。敬愛する米歌手のレイ・チャールズらをカバーした洋楽アルバムを、来年1月24日に発売することも発表した。
百戦錬磨のゴッド姉ちゃんも、メモリアルステージを前にして胸の高鳴りを抑えきれなかった。
デビュー50周年ツアーの幕開けを飾る、初日公演の公開リハーサル。見届けた報道陣に「マネジャーに『今日、何かニュースある?』と聞いたら何もなかったので、ちょっとは(記事が)大きく載るな」とアッコ節を飛ばしつつ、「本当に緊張してます。50年もやっていて…」と本音も漏らした。
1968年10月25日のデビュー当時を回想し、「昔はデカい女は売れないというのがあった。5年は芸能界にいて、ヒールをはくというのが最初の目標でした」とシミジミ。「70、80歳になって、シワがあってお尻が垂れても、声が出ていたなら、真っ赤なマニキュアを塗ってブルースを歌いたいという夢を、かなえてる途中です」と歌手の矜恃を示した。
本番では、初めて実施したファン投票企画で上位に入った「古い日記」「夢」などの代表曲を歌唱。いきものがかり・水野良樹(34)が作詞作曲を手掛けた新曲「また明日も歌いましょう」まで織り交ぜ、50年の歩みをたどる。
グラミー賞受賞曲を中心に集めたカバーアルバム「WADASOUL COVERS~Award Songs Collection」(仮題)からも、英歌手・アデル(29)の「Rolling In The Deep」を披露予定。自身初の洋楽オムニバスとなる同作のレコーディングを進めており、「今、英語が大変。3人の先生からレッスンを受けて、結構必死です」と飽くなき“歌心”を燃やしていた。