長山藍子 1枠・篠沢教授との「穴馬」秘話「頭がいいから当たらないんだよ」
女優の長山藍子(76)が26日、84歳で死去した学習院大学名誉教授の篠沢秀夫さんをしのんだ。1979年から81年までTBS「クイズダービー」で篠沢さんと共演した。
デイリースポーツの取材に、長山は「1枠の先生と2枠の私は“穴馬”。2人ともクイズには当たらなかったけど、『当たらない方がいい。頭がいいから当たらないんだよ』となぐさめてくれた。2年間、先生の隣りに座らせてもらって、本当に楽しかった。尊敬申し上げていました」。
番組卒業後も、家族ぐるみの付き合いは続いた。篠沢さんが自宅で療養するようになってから、何度か見舞いに行き、最後に会ったのは2、3年前。「先生は病気になってもニコニコされて、呼吸器を付けられていても苦しいところは見せなかった」と近年の篠沢さんの様子を明かした。
訃報に触れたこの日、妻・礼子さんと電話で話したという長山。「奥様がいつも明るくて素敵な方。『篠沢先生もお幸せだったと思います』とお伝えした」と静かに話した。