デヴィ夫人横領元経理担当 会計士、税理士の資格を持っていなかった
警視庁渋谷署は27日までにデヴィ夫人の事務所の元経理担当・辻村秀一郎容疑者を業務上横領の疑いで逮捕した。辻村容疑者は11年2月に事務所に派遣され、経理を担当。不審に思ったデヴィ夫人が別の会計事務所に調査を依頼し、2016年9月に不正が発覚した。なお、渋谷署関係者によると、逮捕された辻村容疑者は会計士の資格も税理士の資格も持っていなかったことが、デイリースポーツの取材で判明した。
デヴィ夫人がマスコミ用に配布した書面によると、辻村容疑者は2011年2月から会計事務所から派遣されてきたといい、「辻村秀一郎氏を信用しており」とつづられていた。だが会計事務所から派遣された辻村容疑者には会計士も税理士の資格もなかったという。
渋谷署関係者によると辻村容疑者は2011年2月から2015年までは会計事務所に所属していたが、2015年12月から去年9月までは個人契約をしていた。
デヴィ夫人によると、横領期間は2011年2月から2016年9月。元経理担当の辻村容疑者は週に3回、事務所の会計業務のため、勤務。辻村容疑者を監督するために、税理士も月2回事務所に来ていたというが、「5年半に渡り1億7056万2900円の横領が判明しておりませんでした」と説明した。
デヴィ夫人が報道各社に配布した資料によると、納税時期に辻村容疑者から「お金が足りない」と言われ、銀行から借りた借入金が6200万円あるとし「被害総額は計2億6812万6600円にも及びます」としている。