橋下氏、丸山議員に「松井代表や地方議員の苦労をリスペクトしろ」…直撃取材に応じる
前大阪市長の橋下徹弁護士が28日、大阪市内でデイリースポーツなどの直撃取材に応じた。
衆院選結果を受け、党代表選が必要と唱えた日本維新の会・丸山穂高氏(33)のツイッター投稿文体が不敬だと激怒している件を問われると「ちゃんと代表選を求めてもいいし、選挙総括もすればいい。全然、どんどん意見を言って、とことん執行部を突き上げればいい」とした。
ただし、丸山氏の松井代表をちゃかしたともとれる文体に「でも言い方がね。苦労してやってる大阪維新のメンバーやトップに対して、一定のリスペクトを持つべき」と指摘した。
丸山氏に関しては「丸山議員は、僕が引退する前に、ちゃかして『引退撤回ですか』みたいなことを言ったこともあって、あの時からちょっと言い方があるんじゃないのとは思っていた」とした。
今回の、維新が3議席減らした選挙結果をみて、政界復帰の思いが生じていないかと聞かれると橋下氏は「ないです」。そのうえで「全然(選挙結果は)厳しくない。日本維新の国会議員は、野党で何か結果出した訳じゃないのに、大阪だけはあんだけの票が取れてるのは、これまで大阪維新の会が頑張ってきたからじゃないですか」と指摘した。
橋下氏は今回の一件を「前から国会議員に対する思いがあったから、地方議員を代弁してね。以前から、国会議員に対しては地方議員の不満もあったから、衆院選挙があった、この機会に言わさせてもらいました」と説明。
衆院選後の希望の党の動きを挙げ「国会議員のひどさをね。風に頼って、いざああいう形になったら小池さんを足蹴(あしげ)にするような」と指摘したうえで「そういう状況は維新の国会議員にもあって、ずっと地方議員が我慢我慢してたのを、私人だから全部言わさせてもらいました」とした。
丸山氏がSNS以外では党に代表選実施を訴えていない状況を聞かれると「やったらいいんじゃないですか。代表選やったらいいし、総括を堂々と求めたらいいんですよ」と述べた。自身が党代表の時代も若手議員から厳しい意見を受けたが、話し合ってきたとしたうえで、丸山議員に対し「でもそれ言うんだったら、今までの大阪維新の会の活動とか、松井代表の苦労とか、そういうところをリスペクトしたうえでです」と求めた。