松井代表、ブチ切れ寸前「何をイチビッてるのか」…丸山議員のSNS「我慢」強調も
日本維新の会・松井一郎代表は28日、同党の丸山穂高議員(33)が党代表選の必要を訴えたツイッター投稿の文面が、松井氏を茶化すかのようで「不敬」だと批判されている件に「何を外に向けてイチビッてるのか」と感想を示したうえで「僕は組織の長で知事なので、我慢するしかない」と述べた。
この日、大阪市の党本部で行われた常任役員会後に取材対応。丸山氏のSNS文面に「口の利き方の問題でしょ。まずいとは思うけど、僕はいま組織の長で、知事という公人でもあるので、若い国会議員がSNSに過敏に反応すると度量も問われる。我慢するしかないと思うんです」と憮然とした表情で語った。
そのうえで「僕が私人なら、20も歳が違う下の者からチョケた話されたら、そら私人なら色々なことがあるが、知事もやってるから、立場はわきまえてるつもりです」と静かに怒りもにじませた。
丸山氏の投稿への感想を問われると「なにを外に向けてイチビッてるのか。それだけです。同じ土俵に乗る話やない」と語った。
丸山氏に関しては「以前にも彼は橋下代表から言葉遣いに関して注意を受けていますからね」「直接話したことはほとんどない。以前に橋下代表に礼節を欠いた物言いをした時に、僕が注意した時くらいです」と述べた。
現状、丸山氏がSNS以外で、党会議などで代表選を求める声をあげているかを問われると「あげられていません。大阪維新の全体会議にも来てるし、中で発言すればいい話。会議で、意見のある人はいるかと聞いたが、その時は何の意見も彼からは出ませんでした」とした。
また馬場伸幸幹事長(52)は、丸山氏に対し、代表選要求などの意見があれば伝えてくるよう求め、SNSに関しては「礼節を欠いている」と注意したことを明かしたうえで「何の連絡もない。納得すれば次のアクションを起こすはずで、今はそれを待っている。若い子は温かい目で育てていかないと」と苦笑いで語った。
丸山氏は24日付ツイッターで「民進含め他党にブーメランあかんと厳しく言うといて、自分とこだけ緩いのはあかん、丸山も次4期目とかどうでもええ話、大阪と日本がよーなるかどうかが全て。それ考えたらどう考えても維新は総括と代表選が必要。若造に言われんでも代表は言うだけの人ちゃうし、ちゃんとやりまっせですね、失礼をば。」と投稿。前代表の橋下徹弁護士が「代表選を堂々と求めればいいが、物の言い方がある」と激怒している。