ホリプロTSC 史上初のグランプリ男性は、超天然りゅうちぇる似!!
女優の深田恭子(34)、綾瀬はるか(32)、石原さとみ(30)らを輩出したオーディション「第42回ホリプロタレントスカウトキャラバン」の決選大会が29日、都内で行われ、沖縄県出身の定岡遊歩さん(21)がグランプリを獲得し、応募総数3万6504人の頂点に輝いた。男女混合の大会で男性がグランプリを獲得したのは史上初。審査員特別賞も広島県出身の男性、井上祐貴さん(21)が選ばれた。
沖縄が生んだ“超天然ボーイ”が、史上初の栄冠をつかんだ。発表の瞬間、定岡さんは驚いた様子で天を見上げ、必死に涙をこらえながら「人生で初めての1番をいただけたことに、感謝しています。これから皆さんの期待を裏切らないように頑張りたい」と言葉を絞り出した。
決戦大会で10人(男4、女6)から勝ち抜いた定岡さんは高校を卒業後、アパレル業を志して上京。現在は都内の化粧品販売店でアルバイトとして勤務しており、バイト仲間に誘われて応募したという。この日は髪を紫色に染め、同郷のタレント・りゅうちぇる(22)を思わせる独特のキャラクターを披露した。
バラエティーの審査では珍回答を見せ、司会を務めた小島瑠璃子(23)にフリップで叩かれる一幕も。パフォーマンス審査では一転、特技のピアノでクラシックの名曲「エリーゼのために」や欅坂46の「サイレントマジョリティー」などをメドレーで演奏。強烈なギャップで会場の雰囲気を支配しながらも「譜面が読めない」ことを明らかにするなど、最後まで破天荒だった。
オーディションの副題である「気になるあの子」の条件を完全に満たした定岡さん。報道陣から「りゅうちぇる似?」と問われると「似てるとは言われますが、全然違います!」ときっぱり。将来については「オールジャンルでみんなから愛されるタレントになりたい」と前を見据えた。
過去の男性のグランプリ受賞は、男性のみが出場した1991年の第16回大会のみで、女性も出場した大会では初の戴冠。21歳でのグランプリは、2013年の佐藤美希(24)らの20歳を上回り、史上最年長となった。定岡さんには賞金100万円が贈られ、ホリプロとの専属契約が決定した。