辺見マリ 洗脳騒動振り返る 生命保険も解約 娘・えみりのギャラにも手を付け…

 歌手の辺見マリが30日、TBS系「ビビット」のインタビューに応じ、1988年から13年間に渡って行われていた“洗脳”騒動について赤裸々に語った。辺見は拝み屋と呼ばれる人間にマネジャーを通して知り合い、そこから当時の全財産を拝み屋に渡していた。

 辺見は、タレントの藤田紀子のインタビューに応じ、13年間に渡って行われていた洗脳騒動について振り返った。

 辺見は離婚後、2人の子供を育てなければいけないプレッシャーから「仕事にも疲れていた。元気でちゃんとしないと、私が倒れたら皆が倒れちゃう。だからすごい、体も精神的にもきつくなってきて…」と心身共に参っていた状態。その頃に、マネジャーからの紹介で拝み屋と呼ばれる人物に出会ったという。

 拝み屋は「神様の声が聞こえる」と言っては「娘の目が見えなくなる」「息子がグレる」など、家族の危機を告知。辺見は「調べたら確かに娘の視力が落ちていた。藁をもつかみたいときに、家族の事を言われて、家族を救いたいという気持ちがあって」と振り返った。

 だが皮肉にも、この気持ちが家族を悲しませる結果となってしまう。最初は5000円程度払えば「助けられる」としていた拝み屋の要求はどんどんエスカレート。家族への不安を煽り、最終的には家も宝石も、生命保険も解約させられ、娘でタレントの辺見えみりのギャラにまで手をつけるようになってしまった。

 家族は「私が気付いて帰ってくるまで待たなきゃ。待つしかない」と、辺見自身が気付かない限り、洗脳は解かれないと判断。その後、辺見のもとからも離れていったという。

 すると拝み屋は「仕事に復帰しなさい」と指示。結果的に仕事復帰が、辺見と世間を結びつけ「おかしいなと思っていた部分が大きくなっていった。自分に自信がついたから…」と拝み屋の洗脳に気付き、脱出するきっかけになったと振り返っていた。

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