石田純一“名言”生んだ平尾さんに感謝

 ロカビリー歌手、作曲家として日本の音楽界に多大な功績を残し、7月21日に肺炎のため死去した作曲家・平尾昌晃氏(享年79)の葬儀・告別式が30日、東京・青山葬儀所で営まれ、各界の関係者2200人が参列した。

 俳優の石田純一(63)は、公私にわたっての恩人である平尾昌晃さんとの最後の別れに「ずいぶん日がたってるんですけど、まだ信じられない感じ。でも、こんなに素敵なご葬儀というのは初めてですね」としんみり。最大の思い出として、「実は『不倫は文化』っていうあれも、平尾先生のゴルフコンペだったんです」と、自身の“名言”を挙げた。

 石田は96年に女優・長谷川理恵(43)との不倫が報じられた際、毎年出席していた「平尾昌晃チャリティーゴルフ」を欠席することを平尾さんに報告すると、初めて怒られたという。「前の日に電話で、『ちょっと今、騒がれているようなので、今回だけは辞退させていただきたい』と言ったら、烈火のごとく怒られて、『純一、逃げるな!名誉も汚名も、全部引き受けて生きるんだ』って」と涙ながらに振り返った。

 助言通りに参加したが、ラウンド中にレポーターから追及され、発した発言は「不倫は文化」と曲解され、番組降板など騒動を拡大させた。それでも石田のキャラクターを決定づけ、芸能人としての個性をもたらした。「その後の20年、充実して楽しかったのは平尾先生のおかげ。怒られてなかったら、多分、ただの老いぼれの俳優だった」と話した石田。平尾氏の生き方について「ダンディーで格好良くて、おとこ気があって…」と懐かしんだ。

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