結成２０周年を迎えたモーニング娘。のオリジナルメンバーが、現在のモーニング娘。’１７メンバーとコラボレートして、モーニング娘。２０ｔｈを結成し、インディーズデビュー曲「愛の種」を再発売することが１日、分かった。所属事務所のホームページで発表した。「愛の種」は１９９７年１１月３日発売。ちょうど２０周年の記念日となる３日に新旧メンバー１９人が合体し、新たにレコーディングした「愛の種」（２０ｔｈ　Ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ　Ｖｅｒ．）が配信限定で発売される。

　レコーディングに参加したＯＧは、現在も同じ事務所に所属している中澤裕子（４４）、飯田圭織（３６）、安倍なつみ（３６）だけでなく、事務所を離れている石黒彩（３９）と福田明日香（３２）も加えたフルメンバー。中澤は「新旧問わず全てのファンの皆さんのおかげで、モーニング娘。は２０年を迎える事ができました。ありがとうございます」と感謝した。

　ミュージックビデオの撮影では５人そろってのパフォーマンス。福田は「１８年ぶりの共演でしたが、不思議とあの当時のままの気分でまったく違和感ありませんでした」。オリジナルメンバーが勢ぞろいしたことを喜んだ。

　２０年前とはいえ、国民的な人気を誇ったオリジナルメンバーとの共演に、現リーダー・譜久村聖（２１）は「この曲からモーニング娘。は始まり、今私たちがこうして活動できています。１期メンバーさんとのコラボ！信じられなくて今もドキドキしています」と感謝した。

　「愛の種」は、テレビ東京のバラエティー「ＡＳＡＹＡＮ」で９７年に行われた「シャ乱Ｑ女性ロックボーカリストオーディション」に落選した５人が同年９月１４日にモーニング娘。を結成し発売した楽曲。「５日間で５万枚を手売りで達成したらメジャーデビュー」という試練が課せられ、見事達成したことで、９８年１月２５日の「モーニングコーヒー」でのメジャーデビューが決定した。その後、メンバーの加入・卒業を繰り返しながら２０年続くモー娘。の、文字通り「種」となった１曲といえる。