綾瀬はるか、19年「いだてん」で6年ぶり大河復帰 主演2人に天然アドバイス
歌舞伎俳優・中村勘九郎(36)と俳優・阿部サダヲ(47)が主演を務める2019年NHK大河ドラマ「いだてん」に、13年大河「八重の桜」の主演女優・綾瀬はるか(32)が出演することが1日、分かった。都内の同局で出演者発表会見が行われ、綾瀬のほか、生田斗真(33)、シャーロット・ケイト・フォックス(32)、大竹しのぶ(60)ら追加キャストが出席。綾瀬は大河凱旋を「ワクワクしてます」と喜んで、主演コンビに“天然アドバイス”を送った。
1964年の東京五輪を題材に、宮藤官九郎(47)が脚本を手掛ける国民的ドラマ枠に、豪華な顔ぶれがそろった。綾瀬にとって、6年ぶりとなる大河カムバック。「初めましての方々や、慣れ親しんだスタッフさんも一緒ということで、撮影が楽しみでなりません」と来年4月のクランクインを心待ちにした。
大河主演の“先輩”として、勘九郎&阿部へのアドバイスを求められると、「スタジオの入り時間が、NHKの社員さんの出社時間が一緒なので、社員さんの気分が味わえます。社食(社員食堂)も一緒で」と天然の珍回答。会場を緩い空気で包んだ直後に、「1年を通じて1人の人の一生を演じるのは、格別な喜びがあると思います」と含蓄のある金言を放った。
「いだてん」は五輪招致のキーマンとなった2人を、主演コンビのリレー形式で描く。日本人初の五輪選手・金栗四三(しそう)氏を勘九郎が、東京五輪組織委員会事務総長・田畑政治氏を阿部が演じる。この日発表されたのは、ドラマ前半の“金栗編”の出演陣。綾瀬は四三氏の妻・春野スヤ役を任された。
四三氏の家族と対面したという勘九郎は、「娘さんにお会いしたら、お母さんの印象は明るくて仕事ができるということだったのでピッタリ」と初共演の綾瀬に太鼓判。早くも夫婦の絆を醸し出していた。
生田は、14年「軍師官兵衛」に続く2度目の大河で今作は四三氏の盟友・三島弥彦を演じる。映画「土竜の唄」などクドカン作品の常連で、「宮藤さんには裸にさせられることが多い。今回も裸になる予定がございます」と明かした。制作サイドによると、現存する三島氏の写真が上半身裸であることが、“脱ぎ演技”の着想となっており、生田も「お茶の間の皆さんに恥ずかしくない体作りをしたい」と宣言した。
14年の連続テレビ小説「マッサン」でヒロインだったフォックスは「またNHKでお仕事ができて、本当にうれしい」と日本語で感謝。勘九郎とは公私で親交が深い大竹は、「(99年の大河)『元禄繚乱』でお父さまの勘三郎さんとやりました。だから10年後には、(勘九郎の息子の)勘太郎と長三郎と戻ってきたい」と願った。