“鉄の掟”裏かぶり回避はネットTVにもあった 稲垣吾郎退出で話題

 稲垣吾郎(43)が出演しているインターネットテレビAbemaTV「72時間ホンネテレビ」から、3日の午前1時8分ごろから約30分間、退出した。TBS系でレギュラー出演している「ゴロウ・デラックス」が放送される時間帯に重なり、同じ人が複数のチャンネルに出演する“裏かぶり”と呼ばれる事態を回避したものだが、この慣習がネット配信番組にも適用されることにネット上では驚きの声が上がっている。

 この日の「ゴロウ・デラックス」は深夜1時13分から43分に放送された。時間が近づくと、カラオケの採点で番組名にちなんだ72点を目指す、というコーナーに出演していた稲垣は「抜けなくちゃいけない」と「ゴロウ・デラックス」放送を理由に、両手を合わせて視聴者にお詫びしながら画面から外れた。

 裏かぶりは、テレビ業界では非常に重く見られている慣習で、近年では東野幸治が出演しているフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜、前10時)は、同じく東野が出演する日本テレビの「東野・岡村の旅猿~プライベートでごめんなさい~」と放送時間が重なる時期があった。そのため、「ワイドナショー」は「-旅猿」が放送時間を変更する16年秋までは、番組を2部構成にして、東野が出演する時間を区切る工夫をしていた。

 稲垣の退出を見た「ホンネテレビ」の視聴者からは、ツイッターに「裏被りの慣習が変わらないのか!」、「スポンサーがあるものな…」などの様々な感想があげられていた。

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