本田美奈子.さん 追悼イベントに同世代の松本伊代ら
80年代に活躍したアイドルで04年に白血病のため死去した歌手・本田美奈子.さん(享年38)をしのぶコンサート「2017 LIVE FOR LIFE 音楽彩」が3日、東京・日本橋三井ホールで開かれ、同世代の松本伊代(52)、早見優(51)、坂本冬美(50)、工藤夕貴(46)ら、生前ゆかりのあった大勢の歌手が出演。本番前に故人の思い出などを語った。
本田さんと同学年でデビュー当時同じレコード会社に所属していた坂本は「今年50歳。生きていたら、きっとあのままの天使のようなかわいさだったでしょう。美奈子ちゃんの50歳の歌声を聴きたかった。そんな思いを胸に、美奈子ちゃんに届けと、また美奈子ちゃんの思いが皆さんに届くように歌いたい」と熱唱を誓った。
また工藤は、ミュージカル「クラウディア」で病気で倒れた本田さんの代役を務めた縁での出演。アイドル時代は本田さんと似ていること、本名の姓が同じことから、親戚ではないかとのうわさもあった。実際は交流はなかったが「ああいう大人になりたい」という憧れの人だった。
会話したのは代役を務めた時「“工藤さん、よろしく”と電話をいただいた」という。そして「元気になったら飲みましょう!と約束したけど、かなわなかった」とさみしそうに振り返っていた。
「音楽彩」は、生前の本田さんの「大好きな音楽を通して生きる喜びと命の尊さを伝えたい」との思いを受け継ぎ、一周忌の06年11月6日に第1回が開催された。
この日の出演者は自身の代表曲のほか「1986年のマリリン」「Oneway Generation」といった本田さんのオリジナル曲などを熱唱し、しのんだ。