松本人志、バラエティー制作に危機感「とんがったもの作るの不可能。作り手もテレビ離れ」
ダウンタウンの松本人志が5日、フジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、今後のテレビのバラエティー番組制作に危機感をもっていることを明かした。
松本は同局系の長寿バラエティー「めちゃ×2イケてるッ!」が来春終了するという報道について言及。「暗い話はしたくないが、最近、テレビ離れが言われるが、逆に言うとバラエティーの作り手側もテレビ離れの意識が少し目覚め出すよね。テレビで今、バラエティーをやるのは大変やわ」と現状を嘆いた。
その理由について、「ちょっと攻めた企画は今ほぼできなくて、やったらやったですごいお金も掛かるし、時間も掛かるし、体力もいるし。すごいコアなファンは面白かったですって言ってくれるけど、たいていそういう時、視聴率も悪い。コア過ぎて。クレームのリスクも高い。これだけの条件がありながら、バラエティーを、とんがったものを作り上げるのはほぼ不可能に近いよ」と訴えた。
自身は今後もバラエティーで活躍していきたい意向を示したが、「地上派でのバラエティーはどんどん難しくなってくることは間違いない」とテレビのバラエティー番組の将来を危惧した。
視聴率が番組の一定の評価になっていることには、「テレビは主婦層にはまらないと、視聴率なんて取れないからね。おれが面白いと思うものは、主婦層は全然、面白くないらしいからね。まったくかみ合わないね」と漏らしていた。