安室奈美恵 引退涙で語った 紅白担当幹部が撮影立ち会い…NHK 局挙げて出演熱望
NHKは6日、来年9月16日をもって引退する歌手・安室奈美恵(40)の特集番組「安室奈美恵 告白」(総合、後10・00)を23日に放送すると発表した。収録は40歳の誕生日だった9月20日の引退発表から約1カ月後の10月下旬、東京・渋谷の同局スタジオで行われた。安室は引退を含めて2時間にわたって語り尽くしたが、途中で感極まって涙を流す場面もあったという。
15歳でのデビュー直後の不安、小室哲哉(58)との出会い、スターダムに駆け上がったころの重圧から結婚、出産、休業を当時の映像を見ながら振り返る。さらに、テレビの前で「母親としての自分」に初めて言及する。突然の引退表明まで、1時間の番組が安室の歴史で彩られる。
大みそか「紅白歌合戦」が近づく中でのNHKの特別番組出演。関係者によると、今回の収録には紅白担当セクションの複数の幹部クラスが立ち会ったという。03年を最後に紅白から遠ざかっている安室に関して、NHKは、上田良一会長(68)が10月の定例会見で「年の瀬のイベント。大いに喜んでいただけるような展開になればうれしい」と発言するなど、局を挙げて出演を熱望する。
安室にとって「-告白」は、5日の日本テレビ系ドキュメンタリーに続き、ここ数年控えていた地上波への露出となる。紅白へつながれば最大の目玉となり、大トリなどの舞台が用意されるのは確実。今後が注目される。