中村鋭一さん死去、87歳 肺炎で ラジオで「六甲おろし」…生涯パーソナリティー
関西の名物ラジオパーソナリティーとして活躍し、衆参両院で議員を計16年務めた中村鋭一さん(なかむら・えいいち)が6日午後11時33分、大阪府吹田市内の病院で肺炎のため死去したことが7日、明らかになった。87歳。所属事務所が公表した。
奔放で軽妙な語りでラジオ界を盛り上げ、「鋭ちゃん」の愛称で親しまれた中村さんは、熱狂的な阪神ファンとしても知られ、70年代にラジオを通じて「六甲おろし」を広く普及させたと言われる。00年に政界引退後も、テレビ・ラジオ番組や、政治評論家として活動したが、関係者によると、昨年末に脳梗塞を患い、以降は体調がすぐれず、今年春からは入院生活が続いていた。
滋賀県出身。同志社大学卒業後、中学教員を経て、51年に朝日放送に第1期アナウンサーで入社。71年からラジオ番組「おはようパーソナリティ中村鋭一です」を担当し、6年間、高聴取率を誇った。
熱狂的な阪神ファンで、当時アナウンサーは不偏不党とされた時代に、阪神が勝利するたびに番組で「六甲おろし」を歌唱するスタイルが関西名物となり、「六甲おろし」を阪神ファンに広く普及させたと言われた。
77年に政界挑戦のため同局を退社。参院選の落選、フリーでのタレント活動を経て、80年に参院選で初当選した。その後、タレント議員として民主改革連合の代表を務めるなど、参院2期、衆院1期を務めた。
00年に衆院選で落選したのを最後に政界を去り、パーソナリティーや政治評論家として活動する傍ら、阪神の応援イベントや、番組などにも参加していた。
数年前まで毎年数回、甲子園球場に観戦に出掛け、熱心に阪神を応援していた。
今年春まで大阪のFM千里で番組を持ち、HPには「必ず戻ってきます」とメッセージを記していた。生涯現役パーソナリティーを貫いた。
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