乃木坂46 あわや大惨事…7日・ドーム公演で40キロのカメラ落下 ファン3人ケガ

 アイドルグループ・乃木坂46が7日に初開催した東京ドームでのコンサートで、カメラが観客席に落下する事故が発生していたことが8日、分かった。ステージを上空から撮影するためのカメラをつるすワイヤが切れ、カメラ1台が客席のパイプ椅子を直撃。10代の男性ファン3人が打撲などの軽傷を負った。乃木坂46はこの日も同会場で公演を行い、開演前には事故を謝罪するアナウンスが流れた。

 記念すべき初ドーム公演で、大惨事につながりかねないアクシデントが起きていた。

 関係者の話を総合すると、事故が発生したのは7日午後8時ごろ。アリーナ席中央部の上空で、カメラをつるしていたワイヤ4本のうち1本が切れ、長さ約1・5メートル、重さ約40キロの空中撮影用カメラが客席に落下した。

 負傷したファンは事故発生時に立っていたとみられ、パイプ椅子に直撃したカメラが跳ね返ってきて当たった。ライブは中断せずその後も続けられ、負傷者は会場内で応急手当てを受け、ライブを最後まで鑑賞。終演後にあらためて病院で診察を受けたという。

 カメラが落下した原因は調査中というが、警視庁富坂署は業務上過失傷害の疑いもあるとみて調べている。現場検証は終演後から8日午前5時ごろまで続き、その後の協議の結果、8日も公演を実施することが決まった。

 この日は会場から問題の空中カメラが取り外され、開演20分前に「事故に遭われた方には、心よりおわびを申し上げます。日ごろより乃木坂46を応援していただいてる皆さまにはご心配をおかけしまして、誠に申し訳ございません」と場内アナウンスが行われた。

 メンバーには開演直前に事故が報告されたというが、ステージではショックを感じさせることなく躍動した。

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