キッズ・ウォーの斎藤兄弟、肉体労働副業告白 新国立競技場建設にも関わる
人気ドラマ「キッズ・ウォー」などで人気を博した双子俳優の斎藤祥太、慶太が9日、フジテレビ系「バイキング」のインタビューに応じ、現在は肉体労働の副業を行っていることを明かした。
2人は10代の頃から「イケメン双子俳優」としてブレーク。大人気ドラマの「キッズ・ウォー」などにも出演し、一躍人気を博した。
だが8年ほど前から仕事が激減。地元の幼馴染みが経営している解体業を手伝ううちに、肉体労働の世界で働くことになったという。「10代の頃はワーキャー言われた時期もあったが、こうなって(下り坂)いるのも分かっていた。こういう時こそ、へこむのではなく、前を向いて一生懸命違うことでも精を出さないと」と前向きに解体業業界で働いていたという。
この解体業で肉体労働の面白さに目覚め、祥太はそこから塗装業を経て今はガスの配管、新設、撤去などを行っているという。
慶太も解体業から水道工事に移り、「オリンピックスタジアムの配管も新しくした」と現在建設中の新国立競技場の工事にも携わったという。だが、ハードな仕事もたたり右手を骨折。「体のバランスが崩れてしまって、そこから体のことに興味を持って。今はインストラクターをやっている」と、現在は体育教室で働いているという。
芸能界という華やかな世界とは真逆の世界に飛び込んだことに、葛藤はなかったのかと聞かれると「最初は人の視線とか余計な事考えたりというのはあった」(慶太)といい、周囲からも現在の仕事を余り言わない方がいいのではと言われることもあったという。祥太は、ガス工事で穴を掘っている時に、ドラマで共演した伊東美咲が横を通り、声をかけようかと思ったが「こんな格好で話しかけるのもなと思ってやめました」と振り返った。
それでも今、肉体労働をしていることを明かすのは、仕事を通じて知り合った人たちから「役者としても頑張れよ」と応援してもらっているからだとも言う。「今まで前しか見られなかったが、後ろの方からみんなのサポートがある」「自分たちだけのためじゃなく、テレビに出て少しでも恩を返して頑張ってる姿を見せたい」と、副業で知り合った多くの人のためにも、役者としても頑張ると誓っていた。