橋本マナミ、見せた女優魂 体当たり演技に瑛太も「こんなに激しいの初めて」
タレントの橋本マナミ(33)が9日、都内で行われた映画「光」(25日公開)のプレミア試写会に出席し、俳優・瑛太(34)との激しいぬれ場の思い出を語った。
瑛太と初共演だった橋本は、2人の最初の撮影からいきなりベッドシーンがあったことを告白。とまどいもあったが、「瑛太さんはたくさんそういうシーンを撮ってらっしゃるから任せようと思ってたんです」と現場では身をゆだねていたという。
しかし、実際は瑛太にとっても経験のないほど濃厚な場面だったようで、橋本は「撮影が終わった後で瑛太さんが“こんなに激しいの初めて”っておっしゃってて」と苦笑いで説明。瑛太の意外に“うぶ”な一面を暴露し笑いを誘った。
橋本が演じたのは、瑛太演じる工場労働者・黒川輔との不倫におぼれる主婦・南海子。後から胸をわしづかみにされるなど、生々しい場面の数々は“愛人にしたい女性ナンバーワン”の面目躍如だ。
タレントのイメージが強い橋本だが、同作では瑛太や井浦新(43)、女優の長谷川京子(39)に勝るとも劣らない存在感を示している。この日の舞台あいさつでは「南海子役はわたしのターニングポイントになりました。心も体も裸になるような感覚でがんばりました」と並々ならぬ決意で撮影に臨んだことを語った。夫役だった井浦は「橋本さんのパブリックイメージと違う女優の側面にみなさん驚かれると思います」と絶賛した。
同作の大森立嗣監督(47)と仕事をするのは初めてだが、実は8年ほど前にワークショップ(技術などを学ぶ研修会)に参加したことがあり、師弟のような間柄でもあった。大森監督は「現場で『負けんなよ』って思いながらやってましたね」と“教え子”の成長に目を細めていた。
映画は作家・三浦しをんの同名小説が原作。25年前に殺人事件を起こした信之(井浦)は妻の南海子と幸せに暮らしていたが、事件の真相を知る幼なじみ輔と再会したことで、女優となった美花(長谷川)を巻き込んで次第に狂気をはらんだ世界に足を踏み入れていく物語。