ナインティナインの岡村隆史が１０日未明、深夜ラジオ「岡村隆史のオールナイトニッポン」（ニッポン放送系）で、フジテレビ系バラエティー番組「めちゃ×２イケてるッ！」（めちゃイケ）が来春で終了することと、それを芸人のたむらけんじがフライングで事実と認めてしまったことについて語った。たむらから謝罪のＬＩＮＥを受けたことを明かし、「もう、たむけんに当たるのはやめてあげていただきたいと思うんです」とリスナーに求めた。

　番組第一声から「一つの番組が終わることだけで、こんなに世の中の人にいろいろ、『ああでもない、こうでもない』と言われるということは、本当にいろいろな方々にかわいがっていただいていた番組なんやなと思います」と思いを伝えた。そして、「まさかのね、たむけんがフライングであんなことを…」とたむらの“暴露”に触れた。

　今月３日、めちゃイケ終了の報道が出た後に、たむらはインスタグラムで番組総監督の片岡飛鳥氏から届いたメールを紹介する形で、番組終了が事実だと認めてしまった。これが、番組のファンを中心にネット上で猛反発を招き、炎上騒ぎとなった。

　岡村は「たむけんも悪気なかったみたいなんですよ」と弁護し、「いろんな人に相談したらしい。とんでもないことをしてしまったと」とたむらが反省していたと報告。直接、謝罪したいところ、取り急ぎ入れたというたむらからの謝罪ＬＩＮＥに対して「しゃあないで。めちゃイケ愛からやから」などの趣旨で返事をしたと明かした。その上で「たむけんに当たるのはやめてあげてと思うんですけどね」とこれ以上のたむらバッシングをやめるよう、リスナーに求めていた。

　炎上後すぐに該当のインスタグラムを削除しようとたむらが考えていたことも岡村は明かしたが、「削除したら余計荒れると思って、あえて消さなかったって言ってました。消してもいいんですけど、消したら余計うわーってなるから」と、沈静化に頭を悩ませていた様子を伝えた。

　「めちゃイケ」は１９９６年１０月に「オレたちひょうきん族」が人気を博した土曜午後８時枠でスタートしたバラエティー番組。ナインティナイン、よゐこ、極楽とんぼといった当時の若手芸人がコントや体当たり企画を次々とヒットさせ、２１年続く長寿番組となった。