小出恵介 出演映画撮り直し 代役に同じ事務所の大谷亮平 出演部分は全体の4分の1
今年6月に当時17歳だった女子高生との飲酒、淫行が発覚し、無期限活動停止となった俳優・小出恵介(33)が出演していた映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」(18年初夏公開予定)が、代役を立てて撮影し直し、公開されることが13日、分かった。配給のKADOKAWAが発表した。代役は小出と同じ事務所「アミューズ」に所属する俳優・大谷亮平(37)。撮り直し部分は全体の4分の1にものぼるという。
小出のプロフィルから出演作品がまた1つ消えることが決まった。「家に帰ると-」は女優・榮倉奈々(29)と俳優・安田顕(43)が演じるほのぼのとした夫婦の姿を描いた作品。小出は安田演じるじゅんの後輩・佐野役を演じていた。
撮影は昨年のうちに終了しており、すでに編集に入っていたが、小出の事件を受けて編集作業は一時ストップ。スタッフ、関係者らがファンの反応、製作資金などを協議し、代役で撮り直すという結論に至った。
代役は小出と同じ事務所所属の大谷。主役の2人とからむ役のため出演部分は全体の20~25%ほどもあったという。今冬に撮影し、公開は18年の初夏。上映スケジュールも当初の予定から3カ月ほど後にずれ込んだ。
榮倉は事件発覚直後の6月12日に第1子を出産したばかりで、同じ作品で出産前と後の姿を見せる形となる。榮倉の夫・賀来賢人(28)もアミューズ所属で、7~9月に放送された日本テレビ系ドラマ「愛してたって、秘密はある。」では小出の代役を務めていた。
小出は9月13日に書類送検され、現在も謹慎中。少女とは示談が成立している。NHKの主演ドラマ「神様からひと言~なにわお客様相談室物語~」は放送中止。10月にアミューズとNHKの補償交渉がようやく合意に達したばかりだ。
また、明石家さんま(62)役を演じたNetflixのドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」は代役を立てて撮影し直すことが発表ずみ。また、12日に放送された映画「シン・ゴジラ」では小出の出演部分がカットされるなど、騒動の影響は大きい。