内山理名、亡父との思い出に涙 嫌いだった父の愛に「もっと早くありがとうと…」
女優の内山理名(36)が15日、都内で行われたNHK初主演ドラマ「マチ工場のオンナ」(総合。24日スタート。金曜、後10・00)の試写会に出席。亡き父との思い出に瞳を濡らした。
ダイヤ精機株式会社の諏訪貴子社長の著書「町工場の娘」をドラマ化した作品は、32歳の専業主婦が父の残した町工場の社長となり奮闘する姿を描いたヒューマンドラマだ。
二代目社長を演じた内山は、「父親のことを小さい頃、好きではなかった。亡くなってから知ることが多くて、大好きに。大嫌いと言うほど好きなのではないかと思います」と亡き父との思い出を吐露。愛されていたことも後々知ったそうで、「亡くなったあとに(自身の)テレフォンカードとかお財布に入っていた。『作品を見てないのかな?』と思っていたら、亡くなったあとに(見ていることを)知りまして…。もっと早くに『ありがとう』と言っておけばよかった」とウルっときていた。
8月中旬から始まった撮影は名古屋、三重、岐阜などでロケを行い、今月20日にクランクアップ予定。父親役の舘ひろし(67)とのやり取りでは涙を流しながら熱のこもった演技でぶつかっている。撮影中は亡き父が近くにいるように感じていると言い、「『いるよ』と思いながら演じてますね」。自身の思いを重ねながら全7話の撮影に全力を尽くしている。