エレカシ紅白初出場、宮本ワールド全開「どーすりゃいいんですかねぇ」
NHKが16日、東京・渋谷区内の同局で大みそかの「第68回紅白歌合戦」の出場歌手を発表した。来年にデビュー丸30周年を迎えるロックバンド、エレファントカシマシが白組で初出場を果たした。ボーカルの宮本浩次はバラエティー番組、音楽番組で独特な感性とキャラクターを発揮することで知られているが、この日の発表会見でも“宮本ワールド”を展開した。
宮本は初出場の感想を求められたところから、「本当にありがとうございます。多分、ファンの皆さんも多分、我々と同様にというか…勝手に思っておりまして。夢でしたから。メンバーとファンともども、今日は喜びをかみしめたいと思っております。精いっぱい、歌を歌って、白組の歌合戦の勝ちに貢献できればと心から思っております」と、緊張からたどたどしいあいさつをした。
楽しみにしていることを問われても「紅白歌合戦というのは、音楽の最高の祭典であると思う。日本のそういう、1年の締めくくりの本当に大事の最終の締めの時間帯という感じがすごくしておりまして、家族で毎年見るのを楽しみにしていた次第です。私が歌手で4人が演奏しているんですけど、精いっぱい、歌の…どーすりゃいいんですかねえ。精いっぱい歌いたいなと思います。信じられない華やかな番組に参加させていただいて、全力で…なんつーのかな。年末の締めを盛り上げられたらと思っております」とうまく言葉にまとめられなかった。
出場決定は「おととい聞きました」。フェスやライブの出演の都合もあったのか、「これちょっと変な話なんですけど、フェスの時期とかを、前もってもしかしたら(紅白に)出られるんじゃないかと勝手に思っていて、27日とかにしていて、もしちょっとあれだったらなあと言い訳とか考えていて。変な話でしたね」と誰に聞かれたわけでもないのに、裏事情を吐露。吉報を聞いた時の心境は「本当にうれしかったし…ありがとうございます。あれですけど、しっかり歌いますんで」と胸の内を語った。