長嶋一茂、モンゴル会に違和感 闘う相手と酒席「野球界ではあり得ない」
元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が17日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、日馬富士暴行事件の舞台となったモンゴル会について、敵同士となる力士たちが懇親会を開くことに「野球界ならあり得ない」と首を傾げた。
番組では連日報道されている日馬富士暴行事件について特集。その中で金曜レギュラーの一茂が、この日出演していた相撲ジャーナリストの杉山邦博氏らに「ちょっとうかがいたい」と質問を切り出した。
今回の暴行の舞台となったのが、モンゴル人力士が集まって食事をする「モンゴル会」だったことから「懇親的な意味なのか分かりませんが、野球界であれば、例えば敵チーム同士、シーズン前に食事、シーズン中に食事をするなんてあり得ないんです。なぜなら戦うわけだから」と、野球界では戦う相手とシーズン中には食事などはしないと断言。
そして「この方達は土俵で戦う訳ですよね?モンゴルの方同士、同郷の方達が懇親を深める気持ちはよく分かるけど、戦うのも真剣、見るのも真剣という中でこういうことやると、僕ははっきり言うとシラけるんです、やっちゃいけない。なあなあになっちゃうと見える」と言い切り、「こういう風習はあるものですか?」と杉山氏に聞いた。
これに杉山氏は「いいことを仰いました」と一茂の意見に全面賛成。続けて一茂は、モンゴル会発足当初はわずか3人だったことに「それは分かる。でも今は4横綱中、3人がモンゴルの方。モンゴルが一大勢力になっている。その人たちがなあなあになって食事してたらファンからしたらつまらないですよ」と訴えていた。