「るろ剣」作者、書類送検で休載 児童ポルノ所持容疑
児童ポルノを所持したとして、警視庁少年育成課は21日、人気漫画「るろうに剣心」の作者、和月伸宏(本名・西脇伸宏)氏(47)を児童買春・ポルノ禁止法違反(単純所持)容疑で書類送検した。事件を受け、集英社は同日夕、月刊誌「ジャンプスクエア」で連載中の「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編」について、休載を発表した。12月4日発売号から「当面の間」としている。
集英社広報はデイリースポーツの取材に対し、書類送検について「報道で知った」と説明。「対応を協議中です」とメディアからの取材などの対応に追われている。作者とは編集部が直接連絡を取ったという。
また、報道各社には書面で「今回の報道を受け、社として重く受け止めております。作家は、深く反省しています。ジャンプスクエアで連載中の『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編』は12月4日発売号より当面の間休載させていただきます」と発表した。
送検容疑は10月、都内の事務所で18歳未満の女児の裸が写った動画が収録されたDVDなどを複数枚所持した疑い。
「るろうに剣心」は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、映画化や舞台化もされた人気シリーズ。