作者が児童ポルノで送検…「るろ剣」とは 累計6000万部超、映画、アニメも大ヒット
人気漫画「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」の作者、和月伸宏(本名・西脇伸宏)氏(47)が児童買春・ポルノ禁止法違反(単純所持)容疑で21日、警視庁少年育成課に書類送検されたことを受け、集英社は同日夕、月刊誌「ジャンプスクエア」で連載中の「北海道編」について、当面の間、休載すると発表した。
「るろ剣」は、1994年から99年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載。2012年の実写映画化に合わせて「キネマ版」が「ジャンプスクエア」で連載された。17年9月4日から「北海道編」の連載が月刊誌「ジャンプスクエア」で始まったばかり。シリーズ累計6000万部超の大ヒット作だ。
96~98年にフジテレビ系でテレビアニメが放送され、JUDY AND MARYの「そばかす」など主題歌のヒットも相まってこちらも大ヒット。劇場版も公開された。
12年には俳優・佐藤健主演で実写映画「るろうに剣心」、14年には同じく「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最期編」が製作され、いずれも大ヒットしている。
作者の和月氏は1970年、東京都生まれ。87年、高校在学中に「ティーチャー・ポン」で第33回手塚賞佳作を受賞した。他の主な作品に「GUN BLAZE WEST」「武装錬金」「エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN-」がある。妻は作家の黒碕薫氏で、和月作品にストーリー協力でクレジットされている。