亀梨 復讐鬼と化す フジ“火9”「FINAL CUT」で新境地
KAT-TUNの亀梨和也(31)が、初めて復讐(ふくしゅう)劇に挑戦することが21日、分かった。来年1月クールのフジテレビ系ドラマ「FINAL CUT」(火曜、後9・00、スタート日未定)に主演し、自殺した母の無念を晴らすため、リベンジに燃える主人公を演じる。
ボクサー、妖怪人間、怪盗…とさまざまな役に挑戦してきた亀梨が、復讐鬼と化す。
演じるのは、母が殺人事件の犯人扱いされて自殺した経験を持つ、主人公・中村慶介。12年の時を経て、当時のテレビ番組関係者らへの復讐に燃えながら事件の真犯人を突き詰めていく。
素性を隠してターゲットに近づき、公開されるとその人の人生が終わる映像「ファイナルカット」を突きつけるのが、タイトルの由来。「これがあなたのファイナルカットです」の決めぜりふも用意されている。
胸の内にマグマを抱えながら表面上は別人を装う難役とあって、豊福陽子プロデューサーは「“太陽と月”のような対極を併せ持つ亀梨さんならば、慶介を、強く切なく、愛すべき存在として演じてくださるに違いない」とオファー。新境地に挑む亀梨も「慶介は何を思って生きているのかが掴みにくい人物なので、非常に手ごわいキャラクター。復讐という自分にとって未知のゾーンに挑戦できることはすごく楽しみで、ワクワクしています」と腕を鳴らす。
アクションシーンもあるため、亀梨は現在、役作りで、生身で障害物を越えていくフランス発祥のスポーツ「パルクール」を特訓中。忙しい合間を縫って、2週間前から、週に1回3時間に及ぶレッスンを受けているという。
他に、テレビ司会者役の藤木直人(45)や、真相の鍵を握る美人姉妹の1人を演じる橋本環奈(18)、杉本哲太(52)、佐々木蔵之介(49)らが出演する。