猿之助 観客に生あいさつ「命を失うような事故だった」 すでに退院
舞台「スーパー歌舞伎2 ワンピース」の10月9日の公演中に事故に遭い、左腕を開放骨折して舞台を休んでいた歌舞伎俳優の市川猿之助(42)が25日、東京・新橋演舞場で行われた同公演の千秋楽に登場。事故後初めて生で観客にあいさつした。
今月に入り、退院した猿之助はカーテンコールに登場し、「何と、このけがは、良くしかならないそうでございます」と笑顔。元気な姿を見せ、ファンを喜ばせた。
10月30日にカーテンコールにサプライズ登場したが、言葉は発しておらず、事故後に自らの言葉であいさつするのはこの日が初めて。「私がいなくてもこの芝居は本当にお客さまが入る。入院中、どれだけ励まされたか」と笑いを誘った。
あいさつは終始にこやかだったが、衣装が舞台の昇降装置に絡まるという事故が深刻な状況だったこともあらためて報告した。「本来なら命を失うような事故だったんですが、優秀なスタッフのおかげで腕だけで済みました」と“紙一重”だったことを振り返った。