１０月９日の舞台「スーパー歌舞伎２　ワンピース」公演中の事故で左腕を骨折し、休演している歌舞伎俳優・市川猿之助（４２）が２５日、東京・新橋演舞場で行われた同作の千秋楽公演に登場し、負傷後初めてナマ声で観客にあいさつした。

　カーテンコールに現れた猿之助は「何と、このけがは、良くしかならないそうでございます」と冗談交じりに笑顔でコメント。元気な姿を見せ、ファンを喜ばせた。

　猿之助のサプライズあいさつ後、２６日が誕生日の猿之助と白ひげ役の市川右團次（５４）がステージ上で祝福された。カーテンコールの終了間際に突然、右團次の長男でチョッパー役を務めた市川右近（７）の「猿之助、元気になってよかったね」というナレーションが流された。さらに「お誕生日おめでとう」という言葉に合わせて、バースデーケーキの帽子をかぶった市川右近が登場。猿之助と右團次は満面の笑みで感謝した。