TBS社長、人気アナに仕事集中で「現場に改善要請」 吉田明世アナのダウン契機
TBSは29日、都内の同局で定例の社長会見を開いた。武田信二社長は、同局の吉田明世アナウンサーが「サンデー・ジャポン」の生放送中に体調不良で途中退席するアクシデントがあったことを受け、一部のアナウンサーに仕事が集中することについて、「現場にお願いして改善を要請しているところです」と、対策を練っていることを説明した。
働き方改革は女性記者が過労死したNHKをはじめ、テレビ業界で叫ばれ続けている問題でもある。社長は「働き方改革をずっと進めております」とした上で、「一部のアナウンサーに仕事が集中する傾向はあるわけですが、これを是正すべく、吉田アナウンサーのああいうことをきっかけに、ちょっと遅きに失した感じはありますけど、現場にお願いして改善を要請しているところです」とした。
吉田アナは10月29日の「サンジャポ」で、体調不良(貧血)のため生放送中に途中退席。翌30日の「ビビット」で復帰していた。吉田アナは上司と勤務の見直しについて相談。月曜から金曜まで“週5”で出演していた「ビビット」では月曜と火曜の出演を取りやめ、負担を減らす対策をとっている。