デーモン閣下 日馬富士引退に「残念な結果」
大相撲の横綱日馬富士が引退を表明したことを受け、アーティストで芸能界きっての好角家として知られるデーモン閣下(10万55)が29日、都内で会見し「率直に残念な結果」と険しい表情を浮かべた。
事件の本質は横綱の品格ではなく、相撲協会の体質にあると持論を展開。後進育成のための“かわいがり”が日常化していると指摘し「表向き、暴力はないことになってるけど、相撲の世界では当たり前、ある意味、伝統になっている。どうやったら体罰、かわいがりなしに育成していけるかを真剣に考えるべき」と警鐘を鳴らした。
沈黙を貫く貴乃花親方については「理事としてまだ発言していない。巡業中の不祥事だから、謝罪しないといけないかもしれない。(弟子の貴ノ岩が)横綱を怒らせるようなことをしてしまった教育責任はどうなのか」と疑問を呈した。
事件が表面化した2週間前に古傷の右膝を“改造手術”し、この日、仕事復帰したばかり。日馬富士について「白鵬という大主役がいる中での、最も光った脇役でしょうね」と回顧した。