知念里奈 井上芳雄と初夫婦デュエット…前奏までは照れあうも間奏では

熱唱する知念里奈=東京国立博物館
熱唱する知念里奈=東京国立博物館
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 歌手の知念里奈(36)が30日、デビュー20周年ライブを東京・上野の東京国立博物館平成館大講堂で開き、昼夜2公演で800人を楽しませた。

 単独ライブは7年ぶり。昼夜2公演行われ、夜の部のアンコールには、16年に結婚した夫で歌手の井上芳雄(38)がサプライズ登場。04年に2人が出会ったミュージカル「ミス・サイゴン」の劇中歌「SUN&MOON」を、結婚後初めて“夫婦デュエット”した。前奏までは照れあったが、歌い出しとともに見つめ合い、間奏では手を取り合ってターンするサービスぶりで、甘い“夫婦ハーモニー”を聴かせた。

 知念はライブ前から「ちょっと恥ずかしいけど、一緒に歌ったら、私がホレ直しちゃうかも」とノロけていたが、井上に対して「きょうはいい顔していますね」とニンマリ。井上も「彼女は母親としても奥さんとしても素晴らしいけど、表現者として一番尊敬している」と愛妻を絶賛した。

 知念は1996年10月に「DO-DO-FOR ME」でデビューし、翌97年の日本レコード大賞最優秀新人賞を獲得した。その後は、ミュージカル女優に転身し、現在は「レ・ミゼラブル」などに出演する活躍を見せている。

 この日もデビュー曲から“レミゼ”の「夢やぶれて」まで20年の歩みを振り返る15曲で構成。昼には先輩グループ・MAXが登場。知念が“グループ入り”して、MAXメドレーを歌い踊った。夜には、20年来の知念ファンというナインティナイン岡村隆史(47)もゲスト出演した。

 「20周年はあっという間だった。10代のころに比べて、俯瞰してものが見られるようになった」と語った知念。「今年は20周年で騒がしい1年。漢字一文字なら『騒』ですね」と、デビュー当時と変わらぬちゃめっ気たっぷりの笑顔をはじけさせた。

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