フジ「みなさん」来春以降は「何も決まってない」…さらなる改編の示唆も
フジテレビが1日、都内の同局で定例の社長会見を行った。来年春での「めちゃ×2イケてるッ!」(土曜、後7時57分)終了を発表したばかりだが、宮内正喜社長は「売り上げ増、利益につながるタイムテーブルのあり方を考えないといけないかなと思っています」とさらなる番組改編を示唆した。同じく来春での終了が一部で報じられた「とんねるずのみなさんのおかげでした」(木曜、後9時)についても、「何も決まっていない」と表現した。
今年6月の就任当初から、今年10月の改編、来年4月、10月の改編の3段階で番組表の大きな見直しをする方針を打ち出していた。今回の会見でも「10月改編、来年の4月改編、来年の10月改編を通じて少しでも視聴率が上がり業績改革につながる、あるいはつなげなくてはならないという格好でやってきた今年だったかなと思っています」と言及している。
その中で話題になったのは、とんねるずが出演する「とんねるずのみなさんのおかげでした」だ。一部で「めちゃイケ」と同じく、来春での終了が報じられたが、この日は石原統括編成局長は「そういったこと、事実はございません」と語った。ただ、「先々の話ですのでまだ何も決まっていないという状況です」と、はっきりと継続すると明言はしなかった。
また、石原統括編成局長は「めちゃイケ」終了に踏み切った要因として、「番組の使命を果たした」ことと、「番組表の改革」という両面があるとも説明した。「長く続いている番組はフジテレビのブランドを支えてきた番組でもあるので、変えるときに勇気がいる。まったく新しい番組を始めるわけですから、長年なじんできた番組を失うことは怖いことでもあるんですが、勇気を持たないとフジテレビは苦境にありますので、そこから脱却するためにはその勇気を持たなければならない、という方向性です」とし、長寿番組であっても業績回復のタメには終了させることを示唆した。