月組・暁千星が単独バウホール主演 得意のダンスにさらに磨き
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宝塚歌劇団月組スター暁千星(あかつき・ちせい)が単独初主演した「Arkadia-アルカディア-」が1日、兵庫・宝塚バウホールで初日を迎えた。愛くるしい笑顔が魅力の暁だが、今回は心に傷を持つナイトクラブのダンサーを体当たりで演じた。
初舞台から6年目。2015年には先輩の朝美絢と共にミュージカルとショーの2本立てでバウホールで主演したが、今回は初の単独となる。ダンサー役ということで、定評のあるダイナミックなダンスでは技術的なことはもちろん、男役の色気も漂わせた。また芝居の部分でも、これまでにない屈折した部分を表現した。
父は元南海最多勝投手の山内和宏氏。その父譲りの172センチと舞台映えする長身と、抜群の身体能力が大きな武器。首席入団した実力派は、得意のダンス以外でも、1作1作成長を見せている。
またヒロインは美園さくら。輝生かなで、風間柚乃ら期待の若手も出演している。
公演は12日まで。