かまいたち史上初快挙逃す 小朝の「勝ち切るネタじゃない」直球評価に驚く
漫才日本一決定戦「M-1グランプリ 2017」の決勝が3日、都内で開催された。
キングオブコントとの史上初2冠がかかった、かまいたちは、第1ラウンドで学校の怪談など怖い話にツッコミを入れる安定した漫才を披露したが、640点で、最終3組に入れず。最終決戦を前に姿を消した。
かまいたちに90点をつけた審査員の春風亭小朝は「僕はかまいたちが大好きなんですけど、ここに来る人は勝てるネタを用意してきますが、実際には勝ち切るネタが必要なんですよね。勝ち切るネタじゃなかったので、若干低めになりました」とコメントした。
予想外に厳しかった評価に、山内健司が「厳しっ!」と真顔で驚き、相方の濱家隆一がツッコミ。司会の今田耕司が「これがM-1の決勝じゃ」とイジリを入れた。
ネタ披露後には、感想を聞かれると「大サービスですよ」と2人で「笑顔さく~」と踊り出し、KOCの衝撃ネタで話題をさらわれた2位のにゃんこスターのネタを繰り出し「最近、このことばっかり言われるんで」とボヤく一幕も。
最終決戦進出を逃し、コンビは悔しさを隠さなかったが、山内健司が「これからはキングオブコント優勝者として見させていただきます」と語り、最終決戦進出がかかるコンビに「がんばってね。リラックスして。緊張するとは思うけど」と大上段からアドバイスして笑いを誘っていた。