小栗旬 初の父子コラボ 父・哲家氏演出「1万人の第九」で目を潤ませ朗読
俳優の小栗旬(34)が3日、大阪市内で行われたコンサート「1万人の第九」に出演し、舞台演出家の父・小栗哲家氏(68)と親子“初コラボ”を果たした。舞台演出を哲家氏が務め、小栗は第九の歌詞の基になったシラーの詩「歓喜に寄せて」の訳詩を約4分にわたって、朗読。時に目を潤ませながら、詩の世界を演じきった。
哲家氏と40年近い親交があり、同コンサートの総監督で指揮者の佐渡裕氏(56)は「(哲家氏は)普通を装っている気がしたけど、すごいうれしいでしょうね」と笑顔。関係者によると、哲家氏は息子の朗読をアリーナの一番後ろで見守り「一番早く拍手をしたのは哲家さんと思うくらいに真っ先に拍手していた」という。
終演後、書面でコメントした小栗は、父との共演について「あまり絡んでないので、特別ありません」と照れたが、「家族がやってきたことなので、とても偉大な仕事をしているんだなと改めて思いました」と感慨深げだった。TBS系で23日に放送される。