尾上松也「ありがたいに尽きる」 若手主体の浅草歌舞伎に感謝
歌舞伎俳優の尾上松也(32)が4日、都内で行われた「新春浅草歌舞伎」(18年1月2~26日、東京・浅草公会堂)の製作発表会見に出席し、「若手の登竜門」ともいえる公演への思いを語った。同公演では若手が普段は演じないような大役を務めるのが特徴。今回も松也を筆頭に坂東巳之助(28)、中村歌昇(28)らが主要な役を演じる。
出演4年目となる松也は「ありがたいに尽きます。浅草のみなさまとともに成長してきた気がします。浅草が1つの大きな目標となって、糧となっています」と感謝した。普段は年上の先輩が主要な役を演じる舞台に出ることが多いだけに「当たり前のように思っていたけど、お客さまが入って見ていただけるありがたさを感じる公演です」と気を引き締めた。
演目は第1部が「義経千本桜 鳥居前」「元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿」、第2部が「操り三番叟」「双蝶々曲輪日記 引窓」「銘作左小刀 京人形」。ほかに坂東新悟(26)、中村種之助(24)、中村米吉(24)、中村隼人(24)、中村梅丸(21)、中村錦之助(58)らが出演する。