浅野忠信の父 覚せい剤使用疑いで逮捕 容疑を認める
俳優・浅野忠信(44)の父で、浅野も所属する芸能プロダクション「アノレ」(東京都渋谷区)の社長・佐藤幸久容疑者(68)が、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで11月30日に逮捕されていたことが5日、分かった。逮捕容疑は11月中旬から下旬の間に、覚せい剤を使用した疑い。佐藤容疑者は警視庁の取り調べに、容疑を認めている。
浅野を筆頭に、加瀬亮(43)、新井浩文(38)、三浦貴大(32)ら、人気実力派を多く抱える芸能プロダクションの社長が、薬物に手を染めていた。
警視庁渋谷署によると、11月30日午前2時ごろ、渋谷区道玄坂2丁目の路上で佐藤容疑者を職務質問。覚醒剤の吸引に使うとみられるガラスパイプを所持していたため、署に任意同行した。尿検査で覚醒剤の陽性反応が出たために逮捕。佐藤容疑者は「自らの意思で使ったことに間違いありません」と容疑を認める供述をしている。
佐藤容疑者が社長を務める「アノレ」の関係者は、デイリースポーツの取材に対して困惑の表情。報道で逮捕を知ったといい、浅野から事前の連絡はなく、逮捕を把握していたかは確認していないという。
少なくとも逮捕された11月30日以降、佐藤容疑者は出勤していなかったことになるが、「昔から数日間、事務所に来ないことはありました。1週間ほど前に来てましたが、特に変わった様子はありませんでした」と説明。事務所には佐藤容疑者の部屋もあるというが、家宅捜索が入っていないことも明かした。
佐藤容疑者は1996年4月にアノレを設立。浅野の国際的な活躍をバックアップするなど、手腕を発揮してきた。所属俳優の出演イベントに足を運び、自身のSNSで紹介することもあった。
浅野主演のフジテレビ系ドラマ「刑事ゆがみ」(木曜、後10・00)は、14日の最終回まで予定通り放送。この日は当初から撮影がなかった。浅野が仕事で刑事役を熱演中に、実生活では父親が逮捕されるという、ショッキングな事態となった。