羽生 永世7冠「実感湧いた」 妻・理恵さん「お疲れさま」とねぎらい
将棋界史上初の「永世7冠」を成し遂げた羽生善治竜王(47)が6日、偉業達成から一夜明けて鹿児島県指宿市内で記者会見し、「新聞を見て、終わったんだなと実感が湧いてきた」と晴れやかな表情で語った。
羽生竜王は通算7期目の竜王を獲得し「永世竜王」の資格を得て、永世称号制度のある7タイトル(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)全てを手にする前人未到の快挙を達成した。対局後、妻の理恵さんから「お疲れさまでした」と、ねぎらいの言葉があったという。
通算タイトル獲得数は自身の記録を99期に更新、来年は夢の大台が懸かる。長年、将棋界をリードしてきた第一人者は「最近は強い若手がたくさん出てきた。切磋琢磨(せっさたくま)して、新しい挑戦をしていきたい」と話した。