小倉智昭、五輪マスコットに不満顔「他になかったの?」
キャスターの小倉智昭が8日、フジテレビ系「とくダネ!」で、7日に発表された東京オリンピック・パラリンピックキャラクター3案について、「他になかったの?」と不満をもらした。
番組ではマスコット委員会委員でもあるとくダネ!コメンテーターの夏野剛氏を招き、直接選考過程などを聞いた。すると小倉は開口一番「他になかったの?」と不満げ。夏野氏は「いっぱいありました。2000案出て来て、その中から選びに選んでこの3案。そこから商標調査や似たようなのが登録されていないか、1カ月半かけて調査してこの3案」と説明した。
スタジオでは出演者に、どの案がいいかを質問し、気に入ったキャラクターの絵を掲げてもらったが、小倉だけは何も出さず。「いや。どれも気に入らない」と言い放った。
今回は全国の小学生がクラス単位で投票するが、夏野氏は1人1票ではなく、クラス単位にしたことに「日本のこれからの教育に大事なのはディスカッションする(授業)。正解のないことに対し、なぜこれがいいか、など意見の違いがある中で1つの案にまとめるというプロセスがなかなかない。委員会からエディケーションキットというのを学校に送っているので、それで五輪の背景など授業してもらい、ディスカッションしてほしい」と説明。
これには小倉も「決め方は良いんです」と納得も「ぼくは毎回五輪に行って、公認グッズのお店に行くんです。人気のあるキャラは人形が売れるが、リオとかロンドンは売れ残ってうずたかく積み上がっている」と過去2大会のキャラクターグッズが不人気だったと訴え、今回のキャラクターも「アニメっぽい感じがして、人形になったらかわいくないんじゃないか?」と気に入らない理由を明かした。
夏野氏は「日本のおもちゃを作る技術は素晴らしいので」と小倉の心配を一蹴していた。