間下このみ 「不育症」への思い…自身は死産を経験「産んであげられて幸せ」

 子役出身でタレント、写真家としても活動するタレント・間下このみ(39)が9日、ブログを更新。8日にTBS系で放送されたドラマ「コウノドリ」で取り上げられたテーマ『不育症』について、自らの経験をもとに、思いをつづった。

 間下は2004年6月に11歳年上の一般男性と結婚。06年4月に妊娠6カ月を公表したが、翌5月、死産。同年10月に再び妊娠(5カ月)を公表。しかし、今度は、自身が血液中に血栓ができやすくなり、子供の命を出産まで育めないことが起きやすいという「抗リン脂質抗体症候群」という難病に罹患していることが判明。それでも07年3月に無事、長女・めのあちゃんを出産した。

 自身もお腹の中で赤ちゃんを亡くした経験があり、不育症の原因の一つと言われる病気「抗リン-」を患っていることから、当時を思い出しながら「コウノドリ」を見たという間下。劇中のセリフにもあったように、「亡くなった子どもの事、無理に忘れる事はないと思います」と伝え、「悲しい結果にはなってしまったけど、流産でも死産でも自分たちの子どもである事にはかわりはないから…」とつづった。

 自身は直前の妊婦検診時は全く異変がなかったにもかかわらず、ある日、胎動がなくなり、病院に行くと、亡くなっていたことを告げられた。すでに6カ月を過ぎており、「赤ちゃんもある程度の大きさに成長していたので促進剤などを使い、陣痛を経て出産をしました」と告白。産声を上げることはなかったが、最初の赤ちゃんは男の子。「私は、自分の力で産んであげられて幸せでした」という。

 「息子の事は、決して忘れません」「娘もお空には、お兄ちゃんがいると思っています」と記した間下は現在、ドラマでも取り上げられた「不育症」について、講演や書物を通じて、認識を広める活動をしている。

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