バイキングスタジオ大紛糾 貴ノ岩降格めぐり専門家と出演者が…坂上も激怒
俳優の坂上忍が13日、フジテレビ系「バイキング」で、日馬富士暴行事件でケガを追った貴ノ岩が、場所に出場できない場合番付を降格されるという制度に怒り心頭。「それが当たり前」という相撲専門家に対し、貴ノ岩は被害者だと訴え「みんなズレてる」「マヒしてる」と、相撲界独特のルールに噛みついた。
番組では、日馬富士暴行騒動で、一部で都内に入院しているのではと報じられた貴ノ岩のその後について議論。事件が明るみになってから一度も姿を見せていない貴ノ岩は重傷説も流れており、来年の初場所出場も危ぶまれている。休場となった場合、貴ノ岩は番付が降格することになるが、これに東京相撲記者クラブ会友の大隅潔氏が、貴ノ岩負傷は土俵内ではなく「酒の席で起きたこと。被害者でも救えない」と発言。これに坂上を始めスタジオは「ええ?」と驚きの声を挙げた。
相撲リポーターの横野レイコ氏から、かつては、相撲にも土俵上のケガには公傷制度があったが、あまりにも適用者が多くなってしまい廃止されたと説明されたが、坂上は「刑事事件じゃん!加害者がいて被害者がいて、加害者は引退までしてる。ルールがないからって十両まで陥落させるって、それ当たり前なんですか?」と大隅氏に疑問をぶつけると、大隅氏は「当たり前です」と言い切り、スタジオは紛糾した。
坂上は「それが当たり前って言ってるからズレてるって言われるんです」と相撲協会の体制を批判すると、大隅氏は「番付制度独特の社会。一人下がれば上がる人もいる。そういう人はどうするんだ」と、1枚でも番付を上げようと努力している力士がいることを訴えた。
これに坂上は怒り沸騰。「皆ひっくるめてズレてるんじゃないですか?」と激しく訴えると、アンガールズの山根良顕も「もし、土俵外で襲撃されたら、ドンドン(番付が)落ちちゃうってことですか?」と万が一事件に巻き込まれた場合は、力士に非はないのに降格するのはおかしいと異議。
大隅氏は「そういうことをいちいち言っていたら切りが無い」と斬り捨てたため、坂上は「ええ!」「マヒしてるよ!」と言い放ち「これに関しては100%違うと思う」と大隅氏の意見に真っ向対立した。
松嶋尚美も「相撲協会がまずすることは、貴ノ岩をどうするかを先に決めないと動かない」と貴ノ岩の処遇を早く決めるべきと訴え、横野氏が「それを20日(の理事会で)に決める。何事も理事会で決めるとルールでなっている」と語ったが、坂上は「その(ルール決める人が)ズレてるから」とバッサリ。おぎやはぎの小木博明も「ズレた協会のこと話しても無駄ですよ。何も理解できない」と突き放し、更にスタジオは紛糾していた。