ＫＢＳ京都ラジオは１３日、今月２日にパーキンソン病のため７２歳で亡くなった歌手・はしだのりひこさんが今年４月に最後に出演したコンサートのもようを、はしださんの誕生日である来年１月７日に追悼放送すると発表した。

　はしださんは約２０年前にパーキンソン病を患い、１０年ほど前からは病状が悪化。闘病のため公の場での仕事はセーブしていたが、今年４月２３日に、「ザ・フォーク・クルセダーズ」の盟友、きたやまおさむ（７１）や、杉田二郎（７１）ら仲間の呼びかけに応じて、京都市内で行われたライブ「京都フォーク・デイズ・ライブ」に出演。１０数年ぶりにライブに出演し、きたやまらと共演したのが、最後のステージとなった。

　同ライブを開催したＫＢＳラジオは「闘病中のご出演に改めて感謝し、みなさんとともに生前をしのびたいと、はしださんの誕生日の１月７日に、ライブ出演者による追悼コメントを盛り込んだ特別編集版をお送りします」と発表。

　同ライブではしださんが明かした、時代をなつかしむ気持ち、病との闘いや家族・仲間・音楽への思い、数十年ぶりの仲間とのセッションとなった代表曲「風」などを、より多くの方にお聴きいただければ、としている。

　放送は１月７日、正午から７０分を予定。