桂文枝 シンガポールで落語会「落語をやる事に対して言葉の壁はない」
落語家の桂文枝(74)が14日、シンガポールで落語会「桂文枝 落語会 in シンガポール」を開催した。同国で6年ぶりとなる落語会開催で、「六代桂文枝」を襲名してからは初めて。文枝は「落語をやる事に対して言葉の壁はない」と語った。
12月1日に芸能生活50周年を締めくくるステージを終えたばかりの文枝。芸能生活51年目を迎え、最初の海外公演となった。約560人の観客を前に文枝は創作落語「優しい言葉」「ロンググッドバイ~惚けてたまるか!!~」の2席を披露。関係者によると、同公演では字幕等を付けることもなく、全編、日本語で落語を行った。
文枝は「人間が持つ感情というのは同じだと思いますので、落語をやることに対して言葉の壁はないと思います」と海外での公演に対する自身の考えを説明。その上で「言葉よりも、時代を越えるのが難しいと思うので、今までもしてきましたが、どんどん新しいことを落語に取り入れてチャレンジしていきたい」と決意を語った。